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静岡県のみかん収穫量の早見表|2025年産の順位と普通温州

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静岡県のみかん収穫量の早見表|2025年産の順位と普通温州

この記事の要点

静岡県のみかんの収穫量は、2025年産(令和7年産・概数)で89,500tです。全国の656,300tの14%に当たり、和歌山県の145,200t、愛媛県の121,800tに次ぐ3位です(近畿農政局の資料(令和8年5月26日公表))。

収穫時期の遅い「普通温州」に限ると、静岡県の収穫量は60,700tで全国1位です。結果樹面積3,410haと出荷量54,800tも全国1位で、県は「日本一」としています(静岡県「Myしずおか日本一」)。

2024年産(令和6年産)の静岡県は88,500tで全国2位でした。2025年産の数字は概数で、確定値は2026年12月に農林水産省のホームページに載る予定です。

早見表:静岡県のみかん(2025年産・令和7年産)

この表の見方

みかん計の収穫量は近畿農政局の資料の図、普通温州の3つの数字は静岡県の「Myしずおか日本一」のページ、全国の数字は農林水産省の公表資料から書き写しました(農林水産省「令和7年産みかんの栽培面積、結果樹面積、収穫量及び出荷量、その他かんきつ類の栽培面積」(令和8年5月26日公表・PDF))。どれも2025年産の概数です。

図: 静岡県のみかん計89,500tを1本の帯にすると、普通温州60,700t(約68%)と早生温州28,800tに分かれる
図解1|静岡県のみかん計89,500tのうち、普通温州が60,700t、早生温州が28,800t(この記事で計算)

静岡県のみかんの早見表

区分 静岡県 全国 静岡県の割合 全国順位
みかん計の収穫量 89,500t 656,300t 14% 3位
普通温州の結果樹面積 3,410ha 14,800ha 23.0% 1位
普通温州の収穫量 60,700t 259,200t 23.4% 1位
普通温州の出荷量 54,800t 233,600t 23.5% 1位

みかん計の全国順位は、近畿農政局の資料の図で、静岡県より収穫量の多い県が和歌山県と愛媛県の2つであることから書きました。普通温州の順位は静岡県のページのとおりです。

早生温州は差し引きで28,800t

静岡県のみかん計89,500tから普通温州60,700tを引くと、早生温州(極早生みかんとハウスみかんを含む)は28,800tです(この記事で計算)。静岡県のみかんの収穫量のうち、普通温州は約68%を占めます(60,700t÷89,500t・この記事で計算)。

全国では、早生温州が397,100t(61%)、普通温州が259,200t(39%)で、早生温州が約6割を占めています。静岡県は全国と逆に、普通温州が多い県です。

全国の順位:和歌山・愛媛に次ぐ3位

2025年産の都道府県別の収穫量

都道府県 収穫量(2025年産・概数) 全国に占める割合
和歌山県 145,200t 22%
愛媛県 121,800t 19%
静岡県 89,500t 14%
熊本県 76,800t 12%
長崎県 38,200t 6%
その他 184,800t 28%
全国 656,300t 100%

近畿農政局の資料の「みかんの都道府県別収穫量及び割合」の図から書き写しました。割合は表示単位未満を四捨五入しているため、合計と内訳の計は一致しません。和歌山県は、収穫量が22年連続で全国1位です。

図: 2025年産のみかんの収穫量。和歌山県145,200t、愛媛県121,800t、静岡県89,500tで静岡県は3位。全国は656,300t
図解2|2025年産のみかん収穫量は和歌山県145,200t、愛媛県121,800t、静岡県89,500tの順

2024年産は88,500tで2位

農林水産省の「令和8年版 静岡県の農林水産業の概要」は、2024年産(令和6年産)の静岡県のみかんの収穫量を88,500t、全国の559,600tの中で2位としています(農林水産省「令和8年版 静岡県の農林水産業の概要」(PDF))。2025年産の静岡県は88,500tから89,500tへ1,000t増えましたが(この記事で計算)、順位は3位です。

県の資料などで「みかんの収穫量 全国2位」と書かれている場合は、2024年産の数字です。2025年産の数字を使うときは、順位も一緒に置き換えます。

2025年産は全国で17%増えた

全国の2025年産のみかんの収穫量は656,300tで、前年産より96,700t(17%)増えました。出荷量は598,900tで88,000t(17%)の増加です。10a当たり収量は1,940kgで、前年産を320kg(20%)上回りました。農林水産省は、秋の降雨で果実の肥大が進み、高温で作柄が悪かった前年産を上回ったためと説明しています。

結果樹面積は33,800haで、前年産より700ha(2%)減りました。面積が減っても、1年ごとの天候で収穫量は大きく動きます。順位を比べるときは、同じ年産どうしで比べます。

早生温州と普通温州の違い

収穫時期で2つに分ける

静岡県のページによると、温州みかんは、農林水産省の統計で収穫時期によって「早生(わせ)温州」と「普通温州」に分けられています。農林水産省の資料では、早生温州のうち極早生みかんが101,800t、ハウスみかんが14,000tです(全国・2025年産)。

図: 上の帯は全国で早生温州61%・普通温州39%。下の帯は静岡県で普通温州が約68%を占める
図解3|全国は早生温州が61%、静岡県は普通温州が約68%

普通温州の都道府県別

都道府県 結果樹面積 収穫量 出荷量
静岡県(1位) 3,410ha(23.0%) 60,700t(23.4%) 54,800t(23.5%)
和歌山県(2位) 2,570ha(17.4%) 56,500t(21.8%) 50,800t(21.7%)
愛媛県(3位) 2,000ha(13.5%) 44,400t(17.1%) 42,200t(18.1%)
全国 14,800ha 259,200t 233,600t

カッコ内は全国に占める割合で、静岡県のページの表から書き写しました。

静岡県は普通温州の割合が高い

静岡県は、収穫時期の遅い「普通温州」の生産割合が高いのが特徴だと説明しています。みかん計では和歌山県・愛媛県に次ぐ3位でも、普通温州では静岡県が1位になるのはこのためです。県は、静岡県のみかんは「青島温州」という優良品種を主力に生産されていて、糖度が高く濃厚な味わいがあると紹介しています。

面積・収穫量・出荷量・産出額の読み分け

栽培面積と結果樹面積

農林水産省の資料では、栽培面積は、植付け後、複数年にわたって収穫を行うことができる永年性作物を栽培している面積です。結果樹面積は、栽培面積のうち、生産者がその年産の果実を収穫するために実をならせた面積です。2025年産の全国のみかんは、栽培面積35,600ha、結果樹面積33,800haでした。

図: 栽培面積から結果樹面積(実をならせた面積)、収穫量、出荷量へ。産出額は別の金額の統計
図解4|栽培面積・結果樹面積・収穫量・出荷量は重さや面積の統計、産出額は金額の統計

静岡県のページの「普通温州の結果樹面積 日本一」は、この結果樹面積の数字です。面積の数字を使うときは、どちらの面積かを書き分けます。

収穫量と出荷量

収穫量と出荷量は別の数字です。2025年産の全国では、収穫量656,300tに対して出荷量は598,900tでした。静岡県の普通温州も、収穫量60,700tに対して出荷量54,800tです。資料に「生産量」と書くときは、収穫量と出荷量のどちらを指すかを決めて、統計の名前どおりに書きます。

産出額は金額の統計

静岡県の資料では、2024年(令和6年)のみかんの産出額は326億円で、県内の農産物で1位、全国シェアは17.4%で2位です。米269億円、鶏卵239億円、茶(生葉+荒茶)214億円が続きます(静岡県「第3章 静岡県の農業」(2026年6月作成・PDF))。産出額は金額の統計で、収穫量(重さ)とは調査も公表時期も違います。茶の数字の読み分けは静岡県の茶の生産量の早見表|荒茶・面積・産出額の読み方にまとめています。

同じ資料の農作物の生産状況(令和6年)では、静岡県のみかんの結果樹面積は4,730ha、収穫量は88,500tです。

2025年産は概数で、確定値は12月

農林水産省は、2025年産の数字は概数値で、確定した詳細な数値は令和8年12月にホームページへ載せる予定だとしています。12月以降に資料を作るときは、農林水産省「作況調査(果樹)」で確定値が出ているかを確かめてから数字を使います。

県内の産地とブランド

みかんを主な農産物に挙げる地域

農林水産省の「静岡県の農林水産業の概要」は、県内の地域ごとの主な農林水産物として、西部、中部、富士・東部の3つの地域にみかんを挙げています。賀茂の農産物にはニューサマーオレンジが入っています。同じ資料は、温暖な気候を生かした柑橘類の栽培が盛んで、県の青島みかんなどが栽培されていると紹介しています。

図: 中央の静岡県のみかんから、地域の西部・中部・富士・東部と、ブランドの青島温州・西浦みかん寿太郎へ線が伸びる
図解5|みかんを主な農産物に挙げる西部・中部・富士・東部と、青島温州・西浦みかん寿太郎

県内でも、地域によって一緒に作る作物が違います。西部はガーベラやちんげんさい、富士・東部はいちごやトマトと並んで、みかんが挙がっています。

青島温州と西浦みかん寿太郎

静岡県のみかんの主力は「青島温州」です。地理的表示(GI)保護制度では、令和2年11月に「西浦みかん寿太郎」が登録産品になっています(農林水産省「令和8年版 静岡県の農林水産業の概要」)。商品名や産地名を資料に書くときは、登録の名前どおりに書きます。

県の農業の中のみかん

静岡県は茶の県として知られますが、2024年の産出額ではみかん326億円が県内1位で、茶(生葉+荒茶)214億円より大きい品目です。県内の農業の書類仕事を品目ごとに整理した例は、静岡の農業の書類仕事を生成AIで|みかん・わさび・温室メロンにまとめています。

資料や商品説明で数字を使うときの書き方

「日本一」と書けるのは普通温州

県の「Myしずおか日本一」で日本一とされているのは、普通温州みかんの結果樹面積・収穫量・出荷量です(2025年産)。みかん計の収穫量は全国3位なので、「静岡のみかんは収穫量日本一」と書くと、数字と合いません。「普通温州みかんの収穫量 全国1位(令和7年産)」のように、区分と年産をつけて書きます。

図: 左は使わない書き方「静岡のみかんは収穫量日本一」。右は使える書き方「普通温州みかんの収穫量 全国1位(令和7年産)」。年産と概数を書き添える
図解6|「静岡のみかんは収穫量日本一」は使わず、区分と年産をつけて書く

年産と概数・確定値を書き添える

みかんの統計は「年産」で数えます。2025年産は令和7年産のことで、その概数の公表は2026年5月26日でした。数字の後ろに「(令和7年産・概数)」と書き添え、12月に確定値が出たら置き換えます。全国順位も年産ごとに変わるので、2024年産の「2位」と2025年産の「3位」を混ぜないようにします。

書き方の例

書き方 判断 理由
静岡のみかんは収穫量日本一 使わない みかん計の2025年産は全国3位
普通温州みかんの収穫量 全国1位(令和7年産) 使える 静岡県のページのとおり
みかんの収穫量 全国3位(令和7年産・概数) 使える 近畿農政局の資料の図のとおり
みかんの収穫量 全国2位 年産を書く 2024年産(令和6年産)の順位

生成AIで準備できること、人が決めること

任せてよい準備

  • 出荷案内やギフトの説明文の下書き:この記事の早見表の数字だけを渡して、言い回しを考えてもらう
  • 表の整形:年産、区分、出典を列に分けた表の形を作る
  • 用語のやさしい言い換え:結果樹面積、普通温州、概数を、消費者向けの言葉に直す
  • 確認のチェックリスト:年産、区分、概数か確定値か、出典の名前を並べる

ふるさと納税の返礼品の説明文に使う場合は、ふるさと納税の返礼品説明を生成AIで|静岡の事業者と県の受入額の手順も参考になります。

人が決めること

  • 資料や商品に載せる数字と、その年産・区分
  • 「全国1位」「日本一」などの言い回しを使うかどうか
  • 自分の農園や会社の産地、品種、収穫時期の書き方
  • 価格や数量など、取引に関わる数字

生成AIは、統計の数字や順位をもっともらしく作ってしまうことがあります。数字は必ずこの記事の出典や農林水産省・静岡県の資料で確かめます。取引先の名前や価格の内部情報は、外部の生成AIサービスに入力しません。入力してよい情報の範囲は、静岡の中小企業の生成AI利用ルール|A4一枚で始めるの形で先に決めておきます。

指示の例

次の数字だけを使って、静岡県産の普通温州みかんのギフト向け説明文を120字以内で3案書いてください。
・普通温州みかんの収穫量 全国1位(令和7年産)
・静岡県の普通温州みかんの収穫量 60,700t(令和7年産・概数)
・静岡県のみかんの主力は青島温州
条件:
1. 「みかん全体で日本一」とは書かない
2. ここにない数字、順位、受賞歴、効能は書かない
3. 数字を使う案では「令和7年産」を必ず書く

出てきた案の数字と言い回しが、この記事の早見表と書き方の例に合っているかを確かめてから使います。

まとめ

静岡県のみかんの収穫量は、2025年産(令和7年産・概数)で89,500t、全国の14%で、和歌山県・愛媛県に次ぐ3位です。2024年産は88,500tで2位でした。収穫時期の遅い普通温州では、結果樹面積3,410ha、収穫量60,700t、出荷量54,800tがいずれも全国1位で、県のみかんの約68%を普通温州が占めます(この記事で計算)。

資料や商品説明では、「普通温州」「令和7年産」「概数」を書き添えて使い、2026年12月に確定値が出たら置き換えます。産出額(2024年326億円・県内1位)は金額の統計なので、収穫量とは分けて書きます。

よくある質問

Q. 静岡県のみかんの収穫量は全国何位ですか。

A. 2025年産(令和7年産・概数)は89,500tで、和歌山県・愛媛県に次ぐ全国3位です。2024年産(令和6年産)は88,500tで全国2位でした。

Q. 静岡県のみかんは日本一ですか。

A. 収穫時期の遅い普通温州みかんの結果樹面積・収穫量・出荷量が全国1位です(令和7年産)。みかん全体の収穫量では3位なので、「普通温州」と区分をつけて書きます。

Q. 早生温州と普通温州はどう違いますか。

A. 農林水産省の統計で、温州みかんを収穫時期によって分けた区分です。全国では早生温州が約6割ですが、静岡県は収穫時期の遅い普通温州の割合が高く、この記事の計算では県のみかんの約68%が普通温州です。

Q. 2025年産の数字はいつ確定しますか。

A. 2026年5月26日に公表された数字は概数です。農林水産省は、確定した詳細な数値を令和8年12月にホームページへ載せる予定だとしています。

Q. 静岡県のみかんの産出額はいくらですか。

A. 静岡県の資料では、2024年(令和6年)のみかんの産出額は326億円で、県内の農産物で1位、全国シェア17.4%で2位です。

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参考・出典