SHIZUOKA AI JOURNAL

記事を読む 静岡のAI活用・補助金・研修設計を実務で使う
業務改善

静岡県のインフルエンザの早見表|流行の数字と65歳以上の接種費用

⏱ 約13分で読めます
静岡県のインフルエンザの早見表|流行の数字と65歳以上の接種費用

この記事の要点

静岡県内のインフルエンザの定点当たり患者数は、2026年第40週(9月28日~10月4日)に11.69人となり、注意報レベルの基準値10人を超えました。県は、2002年以降で2023年と並ぶ最も早い注意報入りとしています(静岡県「【危機管理情報】インフルエンザの流行が注意報レベルとなりました」(2026年10月9日提供・PDF))。

10月23日に公開された第42週(10月12日~18日)の値は9.09で、前週の10.40から減りました。祝日で報告が減った可能性があり、県はまだ注意報レベルが続いていると考えています(静岡県「静岡県感染症週報 2026年第42週」(10月23日公開・PDF))。

65歳以上の定期接種は市で違い、主要10市では自己負担額が1,500円(沼津市)から1,800円(富士市)、期間の終わりが令和9年1月30日から3月31日まででした。

定点当たりの報告数と基準の読み方

定点当たり患者数とは

県の週報でいう定点当たり患者数は、県内の内科・小児科の定点医療機関から報告された1週間の患者数を、医療機関の数で割った値です。定点医療機関の数は、2026年第13週までは139、第14週からは112、第18週からは108です(静岡県「静岡県感染症週報 2026年第42週」)。

図: 左から右へ同じ大きさの3つの箱「流行開始の目安 1」「注意報レベル 10」「警報レベルの開始 30」が矢印でつながり、右端の箱から下へ戻る矢印の先に「警報レベルの終息 10」の箱がある図
図解1|県の危機管理情報の基準:流行開始の目安は1、注意報レベルは10、警報レベルの開始は30、警報レベルの終息は10

県内のすべての患者の数ではなく、決まった医療機関から届いた数の平均です。週ごとの増え減りや、保健所ごとの違いを見るための数字として読みます。

流行入り・注意報・警報の基準

県の危機管理情報は、「流行開始の目安とされている報告数は1、注意報レベルは10、警報レベルの開始は30、警報レベルの終息は10です。(同時に注意報も終息です。)」と書いています(静岡県「【危機管理情報】インフルエンザの流行が注意報レベルとなりました」)。

区分 定点当たり患者数 週報の説明
流行入りの目安 1を上回る インフルエンザが流行期に入ったと考えられる
注意報レベル 10 流行の発生前は今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高い、流行の発生後は流行が継続していると疑われる
警報レベルの開始 30 大きな流行が発生または継続しつつあると疑われる
警報レベルの終息 10 同時に注意報も終息

週報は、表の下で「1週のデータのみで判断するのではなく継続的に推移を確認して判断することが重要です」と注意しています(同週報)。警報は30以上で始まり、10未満になるまで続くので、ある週の値が10台でも警報が続いている保健所があります。

早見表:2026年の県全体の週ごとの値

第32週から第42週まで

県の危機管理情報(9月4日・10月9日)と感染症週報(第36週・第41週・第42週)の値を並べました(静岡県「【危機管理情報】インフルエンザの流行期となりました」(2026年9月4日提供・PDF)、静岡県「静岡県感染症発生動向調査(静岡県感染症週報)2026年」)。

週 期間 定点当たり 報告数
第32週 8月3日~8月9日 0.38 41
第33週 8月10日~8月16日 0.56 61
第34週 8月17日~8月23日 0.91 98
第35週 8月24日~8月30日 1.35 146
第36週 8月31日~9月6日 2.06 223
第37週 9月7日~9月13日 4.70 508
第38週 9月14日~9月20日 8.94 965
第39週 9月21日~9月27日 7.44 804
第40週 9月28日~10月4日 11.69 1,263
第41週 10月5日~10月11日 10.40 1,123
第42週 10月12日~10月18日 9.09 982
図: 左から右へ同じ大きさの3つの箱「第35週 1.35」「第40週 11.69」「第42週 9.09」が矢印でつながり、1つ目の箱の上に「流行期」、2つ目の箱の上に「注意報レベル」の札がある図
図解2|今季の流れ:第35週に流行開始の目安を上回り、第40週に注意報レベルの基準値を超え、第42週は9.09(祝日で報告が減った可能性があり、県はまだ注意報レベルが続いていると考えている)

第35週に流行開始の目安の1を上回り、第40週に注意報の基準の10を超えました。第41週と第42週は2週続けて前の週より少なくなっています。

今季は例年より早い

県は、例年は11月中旬から12月頃に流行入りし、流行入りから4~7週程度で注意報レベルとなることが多いとしています。今季の第35週での流行入りは、記録が残る2002年以降で最も早い第34週(2009年と2023年)に次ぐ早さです(静岡県 9月4日の危機管理情報)。

昨シーズンは、2025年第44週(10月27日~11月2日)に注意報、第47週(11月17日~23日)に警報となり、第52週(12月22日~28日)まで警報が続きました。その後、2026年第2週(1月5日~11日)に再び注意報、第5週(1月26日~2月1日)に警報となり、第9週(2月23日~3月1日)まで警報が続きました(静岡県 10月9日の危機管理情報)。

第42週の週報は、来週も患者数がさらに減少した場合は、いったん注意報を解除することを検討しているとしたうえで、例年は12月下旬から1月中旬頃に注意報入りし、2~4週間後に警報レベルとなることが多いため、その頃に再度患者数が増加することも予想されると書いています(静岡県「静岡県感染症週報 2026年第42週」)。

早見表:保健所別の値(第41週・第42週)

9つの保健所の値

県の週報の「定点把握感染症 保健所別状況」から、インフルエンザの欄を書き写しました(静岡県「静岡県感染症週報 2026年第41週」(10月16日公開・PDF)、同 第42週(10月23日公開・PDF))。

保健所 第41週 報告数 第41週 定点当たり 第42週 報告数 第42週 定点当たり
賀茂 8 2.67 13 4.33
熱海 47 7.83 73 12.17
東部 121 7.56 101 6.31
御殿場 140 35.00 75 18.75
富士 107 11.89 84 9.33
静岡市 189 10.50 75 4.17
中部 67 5.58 81 6.75
西部 155 11.92 195 15.00
浜松市 289 10.70 285 10.56
県全体 1,123 10.40 982 9.09
図: 左の列「第41週」と右の列「第42週」の2列で、それぞれ上に「警報 御殿場」、下に注意報の保健所名の箱がある2×2の表の図
図解3|保健所別の警報状況(インフルエンザ):第41週は警報が御殿場、注意報が富士・静岡市・西部・浜松市。第42週は警報が御殿場、注意報が熱海・西部・浜松市

第42週の週報の「保健所別の警報状況」は、インフルエンザの警報が御殿場、注意報が熱海・西部・浜松市です。第41週の週報では、警報が御殿場、注意報が富士・静岡市・西部・浜松市でした。御殿場保健所は第40週に36.50で警報の開始基準30を超えて警報となり(静岡県「静岡県感染症週報 2026年第40週」(10月9日公開・PDF))、第41週は35.00、第42週は18.75と終息基準の10を上回っているため、警報が続いています。

第42週の地区別の値は、東部地区9.11、中部地区5.20、西部地区12.00です(同週報)。御殿場と賀茂は定点医療機関が小児科・内科あわせて4か所と3か所なので、数人の違いで値が大きく動きます。

保健所と市町の対応

自社の事業所や家族の住まいがどの保健所の管内かは、週報の「静岡県内保健所一覧」で確かめます(静岡県「静岡県感染症週報 2026年第42週」)。

保健所 管轄市町
賀茂 下田市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町
熱海 熱海市、伊東市
東部 沼津市、三島市、裾野市、伊豆市、伊豆の国市、函南町、清水町、長泉町
御殿場 御殿場市、小山町
富士 富士市、富士宮市
静岡市 静岡市
中部 藤枝市、島田市、焼津市、牧之原市、吉田町、川根本町
西部 磐田市、掛川市、袋井市、湖西市、御前崎市、菊川市、森町
浜松市 浜松市

早見表:65歳以上の定期接種の自己負担額と期間(主要10市)

10市の早見表

静岡市・浜松市と、富士市・沼津市・磐田市・藤枝市・焼津市・富士宮市・掛川市・島田市の8市のページで、令和8年度の高齢者インフルエンザ予防接種(定期接種)の自己負担額と期間を確かめました。

市 自己負担額 期間 自己負担の免除(ページの記載)
静岡市 1,650円 令和8年10月1日~令和9年1月31日 生活保護受給世帯、市民税非課税世帯、中国残留邦人等の支援給付を受けている人は、接種当日に書類を見せると無料
浜松市 1,600円 令和8年10月1日~令和9年1月31日 生活保護費受給世帯は、65歳以上の人には市が無料接種券を送り、接種時に医療機関へ出すと免除(60~64歳の対象者は接種する医療機関に相談)。非課税世帯(世帯全員が非課税)は、必要書類を医療機関に見せるか、事前に市に申請して受け取った無料接種券を出すと免除
富士市 1,800円 令和8年10月1日~令和9年2月28日 生活保護受給世帯の人は無料
沼津市 1,500円 令和8年10月1日~令和9年3月31日 生活保護受給者は無料
磐田市 1,600円 令和8年10月1日~令和9年3月31日 生活保護世帯の人は、市が出す無料券を出すと無料
藤枝市 1,650円 令和8年9月16日~令和9年2月28日 生活保護を受けている対象者は無料。持ち物に生活保護受給証明書
焼津市 1,650円 令和8年9月16日~令和9年2月28日 生活保護世帯の人は無料。生活保護受給証明書(事前に福祉事務所で交付)を持っていく
富士宮市 1,600円 令和8年10月1日~令和9年1月30日 生活保護受給者は無料
掛川市 1,600円 令和8年10月1日~令和9年1月31日 生活保護を受けている人は、接種前に福祉課へ申請し、自己負担金不徴収通知書を持っていく
島田市 1,650円 令和8年9月16日~令和9年1月31日 生活保護世帯の人は、生活保護休日夜間等受診証を窓口で見せると免除
図: 中央の円「定期接種」から4本の線が伸び、上に「自己負担額」、右に「期間」、下に「対象」、左に「自己負担の免除」の箱がある図
図解4|高齢者インフルエンザの定期接種で市ごとに確かめる4つの項目:自己負担額・期間・対象・自己負担の免除

自己負担額は1,600円が4市、1,650円が4市で、沼津市の1,500円と富士市の1,800円がその外側にあります。富士市のページは「令和7年度から自己負担額が変更になっています」と添えています。掛川市のページは、助成は年度内1回のみで「2回目以降は全額自己負担」と書いています。

対象になる人

10市とも、対象は65歳以上の人と、60歳以上65歳未満で心臓・腎臓・呼吸器などに重い障害がある人です。静岡市・富士市・焼津市・島田市などのページは、障害の程度を身体障害者手帳1級程度(相当)と書いています。沼津市は、60~64歳の対象者は接種前に申請が必要と書いています。沼津市は9月下旬に青色の接種券を送ると書き、焼津市は「個別に接種券は発送しません」と書いています。富士宮市は、前年度に接種した人に令和8年9月29日以降に通知を郵送し、通知が届かない人(前年度に公費で接種しなかった人、今年新たに65歳になった人)は健康増進課への申し込みが必要と書いています。

期間の始まりと終わりの違い

焼津市・藤枝市・島田市は、始まりが9月16日です。焼津市と島田市のページは、10月1日の予定だった開始日を、流行が早いことを受けて前倒ししたと書いています。終わりは、富士宮市が令和9年1月30日(土曜日)、静岡市・浜松市・掛川市・島田市が1月31日(日曜日)、富士市・藤枝市・焼津市が2月28日(日曜日)、沼津市・磐田市が3月31日(水曜日)です。終わりの日が土曜日・日曜日の市では、接種する医療機関の診療日を先に確かめます。

市民税非課税世帯の免除を明記しているのは、10市のうち静岡市と浜松市です。ほかの8市のページで免除として書かれているのは、生活保護の世帯や受給者です。この表にない市町に住んでいる人は、住民票のある市町のページで確かめます。

会社で数字を使うときの注意

週と保健所をそろえて書く

県の週報の値は、週の締めから数日たって公開されます。第42週(10月12日~18日)の週報は10月23日に、第41週は10月16日に公開されました。社内に流行の状況を伝えるときは、「第42週(10月12日~18日)の定点当たり9.09(県全体)」のように、週・期間・地域を一緒に書きます。

図: 円を描く4つの箱「県の週報」「週と期間」「保健所の行」「社内連絡」が時計回りの矢印でつながる図
図解5|社内に流行の状況を伝えるときは、県の週報から週・期間と保健所の行を書き写し、連絡文にして、次の週報でまた見直す

事業所が御殿場市や小山町にあるなら御殿場保健所、浜松市なら浜松市保健所の行を使います。県全体の値が10を下回った週でも、保健所によっては警報や注意報が続いているので、県全体の値だけで社内の判断を変えないようにします。

県が呼びかけていること

県の10月9日の危機管理情報は、県民に向けて「咳エチケットや換気、手洗いといった感染拡大防止対策に努めていただくとともに、ワクチン接種を検討していただくようお願いします」と書いています。65歳以上等の定期接種対象者で接種を希望する人には、かかりつけ医などと相談し、早めの接種を呼びかけています(静岡県 10月9日の危機管理情報)。社内連絡で体調や予防について書くときは、県の文をそのまま引き、会社独自の医学的な説明は足しません。

生成AIで社内連絡文の下書きを作る

任せることと人が確かめること

週報のPDFから自社の保健所の行を探し、社内向けの短い連絡文にする作業は、生成AIに下書きを任せられます。数字・週・期間・保健所名は、人が週報の表と1つずつ照らし合わせてから出します。

図: 上下2段の帯で、上の段「任せること」に「連絡文の下書き」、下の段「人が確かめること」に「数字・週・期間・保健所名」の箱がある図
図解6|週報の表から連絡文の下書きを作るのは生成AI、数字・週・期間・保健所名を週報の表と照らし合わせるのは人

指示の例

次の表は静岡県「静岡県感染症週報 2026年第42週」のインフルエンザの保健所別の値です。
「御殿場」と「県全体」の2行だけを使い、社員向けの連絡文を200字以内で書いてください。
週と期間(第42週・10月12日~18日)と定点当たりの値は表のまま書き、計算し直さないでください。
病気の説明や予防の効果は書かず、最後に「出典:静岡県感染症週報(10月23日公開)」と1行入れてください。

この記事の数字は、2026年10月24日時点で県と各市のページから取得した資料で確認しています。

まとめ

  • 静岡県内のインフルエンザの定点当たり患者数は、第40週に11.69となり注意報レベルの基準値10を超えました。第42週は9.09ですが、県はまだ注意報レベルが継続していると考えています。
  • 基準は流行入りの目安が1、注意報が10、警報の開始が30、警報の終息が10です。
  • 第42週の保健所別では、御殿場が警報、熱海・西部・浜松市が注意報です。
  • 主要10市の65歳以上の定期接種の自己負担額は1,500円から1,800円、期間の終わりは令和9年1月30日から3月31日までと市で違います。

よくある質問

Q. 静岡県のインフルエンザは今、注意報ですか。

A. 県は第40週(9月28日~10月4日)に定点当たり11.69となり注意報レベルの基準値10を超えたと発表しました。第42週(10月12日~18日)は9.09ですが、祝日で報告が減った可能性があるため、県はまだ注意報レベルが継続していると考えています(10月23日公開の週報)。

Q. 警報と注意報は何人で出ますか。

A. 定点当たり患者数が10で注意報レベル、30で警報レベルの開始です。警報は10を下回ると終息し、同時に注意報も終息します。流行入りの目安は1です。

Q. 静岡市の65歳以上のインフルエンザ予防接種はいくらですか。

A. 静岡市の自己負担額は1,650円で、期間は令和8年10月1日から令和9年1月31日までです。生活保護受給世帯、市民税非課税世帯、中国残留邦人等の支援給付を受けている人は、接種当日に書類を見せると無料です。

Q. 浜松市の高齢者のインフルエンザ予防接種の期間はいつまでですか。

A. 浜松市は令和8年10月1日から令和9年1月31日までの間に1回で、自己負担額は1,600円です。生活保護費受給世帯の65歳以上の人は、市が送る無料接種券を医療機関に出すと自己負担が免除されます(60~64歳の対象者は接種する医療機関に相談)。非課税世帯(世帯全員が非課税)の人は、必要書類を医療機関に見せるか、事前に市に申請して受け取った無料接種券を出すと免除されます。

あわせて読みたい

運営元 Uravation より自社に近い業務から着手先を選ぶ材料として、業務別の生成AI活用事例50例を無料で公開しています。 生成AI活用事例 業務別50選を受け取る(無料)

参考・出典