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静岡県のハローワーク別有効求人倍率|管轄と職業別の早見表

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静岡県のハローワーク別有効求人倍率|管轄と職業別の早見表

この記事の要点

静岡労働局が令和8年10月2日に公表した「静岡県内の最近の雇用情勢(令和8年8月分)」で、県全体の有効求人倍率(季節調整値)は1.08倍でした。前月を0.02ポイント下回り、全国の1.18倍を0.10ポイント下回っています。ハローワーク別では下田1.80倍、静岡1.55倍、沼津1.15倍が高く、掛川と磐田の0.70倍が低くなっています(静岡労働局「静岡県内の最近の雇用情勢(令和8年8月分)」(令和8年10月2日公表・PDF))。

この記事では、県内12のハローワーク別の早見表、各ハローワークが受け持つ市町、東部・中部・西部の数字、県全体の数字との違い、職業別の倍率、自社の採用への使い方と、生成AIに任せる作業をまとめます。

早見表:ハローワーク別の有効求人倍率(令和8年8月)

この表の見方

静岡労働局の8月分の資料にある「地域別有効求人倍率の状況」から、12のハローワークの数字を取り出しました(静岡労働局「静岡県内の最近の雇用情勢(令和8年8月分)」(令和8年10月2日公表・PDF))。ハローワーク別と地域別の数字は原数値です。季節による動きをならした値ではないため、前の月とは比べず、前年の同じ月(令和7年8月)と比べます。

有効求人倍率は、ハローワークで受け付けている求人の数を、仕事を探して申し込んでいる人の数で割った値です。1倍を上回ると、仕事を探す人1人に対して求人が1件より多い状態です。

12のハローワークの早見表

地域 ハローワーク 令和8年8月 令和7年8月 前年同月との差
東部 下田 1.80倍 1.46倍 0.34ポイント上昇
東部 三島 0.87倍 0.91倍 0.04ポイント低下
東部 沼津 1.15倍 1.15倍 変わらず
東部 富士 0.95倍 0.97倍 0.02ポイント低下
東部 富士宮 1.04倍 1.10倍 0.06ポイント低下
中部 清水 1.01倍 0.99倍 0.02ポイント上昇
中部 静岡 1.55倍 1.44倍 0.11ポイント上昇
中部 焼津 1.00倍 0.95倍 0.05ポイント上昇
中部 島田 0.85倍 0.71倍 0.14ポイント上昇
西部 掛川 0.70倍 0.75倍 0.05ポイント低下
西部 磐田 0.70倍 0.63倍 0.07ポイント上昇
西部 浜松 1.07倍 1.10倍 0.03ポイント低下

表から分かること

1倍を上回ったのは、下田、静岡、沼津、浜松、富士宮、清水の6所です。焼津はちょうど1.00倍で、富士、三島、島田、掛川、磐田の5所は1倍を下回りました。

前年同月より上がったのは、下田(0.34ポイント)、島田(0.14ポイント)、静岡(0.11ポイント)、磐田(0.07ポイント)、焼津(0.05ポイント)、清水(0.02ポイント)の6所です。富士宮、掛川、三島、浜松、富士の5所は下がり、沼津は変わりませんでした。数字は8月分の資料によるもので、上がった順・下がった順はこの記事で並べました(静岡労働局「静岡県内の最近の雇用情勢(令和8年8月分)」(令和8年10月2日公表・PDF))。

ハローワークが受け持つ市町の早見表

12の本所と5つの出張所

静岡県内のハローワークは12の本所と5つの出張所からなり、出張所が受け持つ市町は本所の管轄区域の中に含まれています(厚生労働省「公共職業安定所管轄一覧(静岡)」)。静岡労働局の統計は、本所の12の区分で公表されています。

図: 沼津の下に御殿場、三島の下に伊東、島田の下に榛原、浜松の下に細江と浜北の出張所がある関係
図解1|出張所は本所の管轄区域の中にある
地域 ハローワーク 受け持つ市町 出張所
東部 下田 下田市、賀茂郡(東伊豆町・河津町・南伊豆町・松崎町・西伊豆町) なし
東部 三島 熱海市、三島市、伊東市、伊豆市、伊豆の国市、田方郡(函南町) 伊東(伊東市)
東部 沼津 沼津市、御殿場市、裾野市、駿東郡(清水町・長泉町・小山町) 御殿場(御殿場市・小山町)
東部 富士 富士市 なし
東部 富士宮 富士宮市 なし
中部 清水 静岡市清水区 なし
中部 静岡 静岡市(清水区を除く) なし
中部 焼津 焼津市、藤枝市 なし
中部 島田 島田市、牧之原市、榛原郡(吉田町・川根本町) 榛原(吉田町・牧之原市)
西部 掛川 掛川市、御前崎市、菊川市 なし
西部 磐田 磐田市、袋井市、周智郡(森町) なし
西部 浜松 浜松市、湖西市 細江(浜松市中央区と浜名区の一部)、浜北(浜松市浜名区の一部と天竜区)

拠点の住所から探す

工場や店舗、営業所の住所から、上の表で受け持ちのハローワークを探し、その所の数字を見ます。藤枝市の事業所なら焼津、袋井市なら磐田、裾野市なら沼津、牧之原市なら島田の数字です。静岡市は、清水区だけが清水の受け持ちで、葵区と駿河区は静岡の受け持ちです。

県内のハローワークと出張所の連絡先は、県の「勤労者相談窓口一覧」にもまとまっています。ここには浜松のアクトタワー庁舎も載っています(静岡県「勤労者相談窓口一覧」(2026年10月5日更新))。

東部・中部・西部の数字

地域 令和8年8月 令和8年7月 令和7年8月 前年同月との差
東部 1.04倍 1.03倍 1.05倍 0.01ポイント低下
中部 1.22倍 1.21倍 1.12倍 0.10ポイント上昇
西部 0.92倍 0.91倍 0.93倍 0.01ポイント低下

数字はどれも原数値です(静岡労働局「静岡県内の最近の雇用情勢(令和8年8月分)」(令和8年10月2日公表・PDF))。

図: 浜松1.07倍、掛川0.70倍、磐田0.70倍の3つの箱から、西部0.92倍の1つの箱へ矢印が集まる
図解2|西部の0.92倍は浜松・掛川・磐田を合わせた数字

前年より上がったのは中部だけ

3つの地域のうち、前年同月を上回ったのは中部だけで、0.10ポイント上がりました。中部の4所はどれも前年同月より上がっており、なかでも静岡(1.55倍)と島田(0.85倍)の上がり方が大きくなっています。

西部は浜松と、掛川・磐田で差がある

西部の0.92倍は、浜松の1.07倍と、掛川・磐田の0.70倍を合わせた数字です。浜松の数字だけを見ると、掛川や磐田の管内の様子は分かりません。浜松市と湖西市以外に拠点がある会社は、掛川か磐田の数字で見ます。

東部は所ごとの差がもっとも大きい

東部では下田の1.80倍と三島の0.87倍で、0.93ポイントの開きがあります。中部の静岡と島田の開きは0.70ポイント、西部の浜松と掛川・磐田の開きは0.37ポイントです(この記事で計算)。地域の数字は、所ごとの差を平らにした値として読みます。

県全体の数字との関係

県全体は1.08倍、全国は1.18倍

県全体の有効求人倍率(季節調整値)は1.08倍で、67か月続けて1倍台です。有効求人数(季節調整値)は59,176人で前月より1.4%減り、有効求職者数(季節調整値)は54,937人で前月より0.6%増えました。静岡労働局は、県内の雇用情勢について「改善の動きに一段と弱さがみられる」としています(静岡労働局「静岡県内の最近の雇用情勢(令和8年8月分)」(令和8年10月2日公表・PDF))。

図: 中央の有効求人倍率から、受理地別1.08倍、就業地別1.20倍、原数値1.05倍、正社員1.02倍の4つの札が伸びる
図解3|県全体の有効求人倍率は数え方で4つの数字がある

ハローワーク別と比べるのは原数値の1.05倍

1.08倍は季節調整値で、ハローワーク別の数字は原数値です。同じ資料の主要指標の表では、県全体の原数値は1.05倍(前年同月1.03倍)です(静岡労働局「静岡県内の最近の雇用情勢(令和8年8月分)」(令和8年10月2日公表・PDF))。ハローワーク別の数字と並べるときは、こちらを使います。原数値の1.05倍を上回ったのは、下田、静岡、沼津、浜松の4所です。

就業地別では1.20倍

県全体の数字には、求人を受け付けたハローワークがある都道府県で数える「受理地別」と、求人票に書かれた就業場所の都道府県で数える「就業地別」があります。8月の季節調整値は受理地別が1.08倍、就業地別が1.20倍で、資料の見出しにある1.08倍は受理地別の数字です(静岡労働局「静岡県内の最近の雇用情勢(令和8年8月分)」(令和8年10月2日公表・PDF))。

正社員は1.02倍

正社員の有効求人倍率は1.02倍で、全国の0.99倍を0.03ポイント上回りました。資料の注記によると、パートタイムを除く常用の求職者には派遣や契約社員を希望する人も含まれるため、厳密な意味での正社員の倍率より低い値になります(静岡労働局「静岡県内の最近の雇用情勢(令和8年8月分)」(令和8年10月2日公表・PDF))。

職業別の有効求人倍率(令和8年8月・常用)

職業 有効求人倍率(常用)
保安の職業 5.41倍
建設・採掘 4.80倍
介護関連の職業 3.59倍
販売 2.31倍
サービスの職業 2.06倍
専門的・技術的職業 1.78倍
輸送・機械運転 1.64倍
生産工程 1.06倍
農林漁業 0.79倍
運搬・清掃・包装等 0.46倍
管理的職業 0.38倍
事務 0.37倍

職業別は県全体の数字

表は8月分の資料の職業別のグラフに書かれた値を、高い順に並べたものです(静岡労働局「静岡県内の最近の雇用情勢(令和8年8月分)」(令和8年10月2日公表・PDF))。職業の区分は平成21年12月改定の日本標準職業分類によります。介護関連の職業は特別集計のため、ほかの区分と重なる部分があります。この資料の職業別は県全体の数字で、ハローワークごとの内訳は載っていません。

図: 事務0.37倍、生産工程1.06倍、介護関連の職業3.59倍、建設・採掘4.80倍、保安の職業5.41倍の順に上がる5段の階段
図解4|職業別の有効求人倍率は事務0.37倍から保安の職業5.41倍まで

高い職業と低い職業

資料は、保安の職業、建設・採掘、介護関連の職業が高く、事務と運搬・清掃・包装等が低いとまとめています。事務の0.37倍は、求人1件に対して仕事を探す人が約2.7人いる計算です(この記事で計算)。7月分の職業別の数字と読み方は、別の記事にまとめています(静岡の有効求人倍率1.10倍|地域と職種の差の読み方)。

自社の採用に数字を使う手順

手順1:拠点ごとに受け持ちのハローワークを決める

本社だけでなく、工場や店舗ごとに受け持ちのハローワークを決めます。浜松に本社、袋井に工場がある会社なら、浜松と磐田の2所を見ます。

図: 手順1受け持ちのハローワーク、手順2前年同月との差、手順3職業別の倍率、手順4同じ列を記録する、の順に進む流れ
図解5|拠点の受け持ちを決めてから、倍率を毎月記録するまでの4つの手順

手順2:その所の倍率と前年同月との差を見る

倍率の高さと、前年からの動きを一緒に見ます。磐田は0.70倍で1倍を下回りますが、前年同月より0.07ポイント上がっています。下田は1.80倍で、前年より0.34ポイント上がりました(静岡労働局「静岡県内の最近の雇用情勢(令和8年8月分)」(令和8年10月2日公表・PDF))。

手順3:職業別の倍率と組み合わせる

所の倍率と、募集する職業の倍率を組み合わせます。磐田の管内で生産工程の人を募集する場合、所の倍率(0.70倍)は県の原数値1.05倍を下回り、生産工程の倍率(1.06倍)は12区分の中ほどです。静岡の管内で介護関連の職業を募集する場合は、所の倍率(1.55倍)も職業の倍率(3.59倍)も高い組み合わせです。後者では、仕事内容や職場見学の案内を先に整える必要があります。求人票と会社案内の書き方は、高卒採用の記事でも整理しています(静岡の高卒求人倍率3.34倍|求人票と会社案内を生成AIで)。

手順4:毎月、同じ列を記録する

静岡労働局は「静岡県内の最近の雇用情勢」を毎月公表しており、8月分は令和8年10月2日に出ました(静岡労働局「静岡県内の最近の雇用情勢」掲載ページ)。自社の拠点の所と、募集する職業の行だけを毎月書き写し、前年同月の数字と並べて記録します。地域の人の出入りは、人口移動の記事も参考になります(静岡県の人口移動の読み方と早見表|採用計画を生成AIで下書き)。

生成AIに任せる作業と人が決めること

任せてよい作業

自社の拠点の行だけを書き写した表から、社内向けの説明文を下書きさせる作業は生成AIに任せられます。求人票の仕事内容欄を読みやすく書き直させる、毎月の記録表の列の並びを提案させる、といった作業も向いています。採用業務の中で生成AIに任せやすい作業は、別の記事にまとめています(採用業務の生成AI活用6選|静岡の人手不足を補う)。

図: 書き写した表を生成AIに渡して社内向けの説明文を作り、資料と照合する門を通す。個人情報は生成AIに入れない。上に人が決めること(季節調整値か原数値か)
図解6|生成AIに渡すのは書き写した表だけ、照合は人が行う

人が決めること

どの数字を使うか(季節調整値か原数値か)、どのハローワークの数字を自社の拠点に当てるか、求人の賃金や休日の条件は人が決めます。PDFを丸ごと読ませると、12所の列がずれて別の所の数字を書くことがあります。数字の書き写しは人が行い、生成AIの下書きは最後に資料と照合します。応募者や従業員の個人情報は入力しません。

指示の例

次の表は、静岡労働局「静岡県内の最近の雇用情勢(令和8年8月分)」から書き写した、
当社の拠点を受け持つハローワークの有効求人倍率(原数値)です。
・浜松 1.07倍(令和7年8月 1.10倍)
・磐田 0.70倍(令和7年8月 0.63倍)
この表だけを使って、採用会議向けに200字の説明文を書いてください。
条件:
1. 表にない数字は使わない
2. 倍率の上がり下がりの理由は推測しない
3. 最後に「求人票で見直す項目」を3つ挙げる

社内の数字や応募者の情報を入れてよい範囲は、社内の生成AI利用ルールで先に決めておきます(静岡の中小企業の生成AI利用ルール|A4一枚で始める)。

まとめ

  • 令和8年8月の静岡県の有効求人倍率(季節調整値)は1.08倍で、全国の1.18倍を0.10ポイント下回りました。
  • ハローワーク別では下田1.80倍、静岡1.55倍、沼津1.15倍が高く、掛川と磐田の0.70倍が低くなっています。
  • ハローワーク別は原数値なので、県全体と比べるときは原数値の1.05倍を使います。
  • 自社の拠点は、受け持ちのハローワークの表で所を決めてから数字を見ます。藤枝市は焼津、袋井市は磐田、裾野市は沼津の受け持ちです。
  • 職業別は県全体の数字で、保安の職業5.41倍から事務0.37倍まで開きがあります。

よくある質問

Q. 静岡県でハローワーク別の有効求人倍率がいちばん高いのはどこですか。

A. 令和8年8月は下田の1.80倍です。次いで静岡の1.55倍、沼津の1.15倍です。

Q. 浜松の有効求人倍率はいくつですか。

A. 令和8年8月のハローワーク浜松は1.07倍で、前年同月の1.10倍から0.03ポイント下がりました。浜松市と湖西市を受け持っています。

Q. 藤枝市はどのハローワークの数字を見ればよいですか。

A. 焼津です。焼津市と藤枝市を受け持ち、令和8年8月は1.00倍でした。

Q. 県全体の1.08倍とハローワーク別の数字をそのまま比べてよいですか。

A. そのままでは比べません。1.08倍は季節調整値、ハローワーク別は原数値です。比べるときは、県全体の原数値1.05倍を使います。

Q. 職業別の倍率はハローワークごとに分かりますか。

A. 静岡労働局の8月分の資料では、職業別は県全体の数字だけです。ハローワークごとの内訳は載っていません。

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参考・出典