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【2026年最新】静岡県のDX・AI支援窓口|相談先4層の選び方

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【2026年最新】静岡県のDX・AI支援窓口|相談先4層の選び方

静岡県の中小企業がDXやAIで最初に向かうべきなのは、補助金の一覧ではなく相談窓口です。静岡県よろず支援拠点と静岡県産業振興財団を起点に、業務の棚卸しメモ・困りごとの優先順位・使用中システムの一覧の3点を持参すれば、初回から話が具体的に進みます。

補助金を探す前に「相談先」を決めたほうが失敗しない

「AIを入れたい」と考えたとき、多くの会社がまず補助金の情報を探します。ところが補助金から入ると、判断の順番が逆になります。本来は「自社の困りごと」から「解決策」「必要な投資」「使える支援」へと進むところが、「補助対象になる経費」から「では何を買うか」という順番になり、現場が使わない設備やツールだけが残ります。

静岡県産業振興財団の専門家派遣事業のページには、この制度が「意思決定に対する助言を行うものであり、業務の代行はできません」と明記されています。公的支援は代行屋ではなく、経営者の意思決定の精度を上げるための仕組みだという前提が、そのまま書かれているわけです。だからこそ、投資額を決める前に相談したほうが効きます。

相談先を先に決めておくと、次の3つが手に入ります。

  • 言葉になっていない困りごとを、第三者に整理してもらえる
  • 国・県・市・商工団体にまたがる支援を、横断で教えてもらえる
  • ITベンダーに渡す発注条件(提案依頼書)を、自社の言葉で作れる

費用の支援そのもの、つまり補助金や助成金の種類と受付状況は静岡県で使えるAI・DX補助金のまとめで扱っています。この記事は、お金以外の支援に絞ります。

静岡県のDX・AI支援は4つの層で整理できる

静岡県のDX・AI支援を4つの層で整理した図。自社の状態に応じて入口を選ぶ
静岡県のDX・AI支援を4つの層で整理した図。自社の状態に応じて入口を選ぶ

静岡県内で使える支援は数が多く、名前から覚えようとすると挫折します。「どんな状態の会社が使うか」で4つの層に分けると、自分がどこに行けばよいかが決まります。

どんな状態の会社が使うか どこに行くか
層1 まず相談する窓口 何から手をつけるか決まっていない。困りごとが言葉になっていない 静岡県よろず支援拠点/静岡県産業振興財団の窓口相談/B-nest静岡市産学交流センター/沼津市・富士市の支援センター/商工会議所・商工会
層2 専門家に来てもらう 課題は見えているが、社内に進める人がいない 中小企業等専門家派遣事業/中小企業DX化支援事業/静岡市の伴走支援/浜松地域イノベーション推進機構
層3 人を育てる 担当者を決めたが、判断できるだけの知識がない AIプランナー育成講座/IoT大学連携講座/静岡市のAI法人研修
層4 試す場・つながる場 導入イメージが湧かない。頼めるベンダーが分からない AI・IoT導入推進ラボ/AI・IoT導入推進コンソーシアム/AI・IoTサポートカンパニー/DXモデル事例集

実際には層1から順番に上っていくわけではありません。層1で相談すると、担当者が層2から層4のどこへ振り分けるべきかを判断してくれます。まず層1に行く、と決めておけば十分です。

層1|無料で相談できる窓口から始める

静岡県よろず支援拠点

国が各都道府県に設置している経営相談窓口で、静岡県では静岡商工会議所が実施機関です。相談は無料で、課題解決まで何度でも利用できます。所在地は静岡市葵区紺屋町11番地の17 桜井・第一共同ビルディング6階、電話は054-253-5117、受付は平日の9時から12時と13時から17時。相談には予約が必要です。オンラインのWeb相談会と、県内約24カ所の出張相談会場も案内されています。

「AIで何ができるのか分からない」段階でも門前払いにはなりません。むしろ、そこを整理するための窓口です。伊豆や志太榛原のように県庁所在地から遠い地域の事業者は、出張相談会場の日程を先に確認しておくと移動時間を節約できます。

静岡県産業振興財団の窓口相談

静岡県中小企業診断士協会は、静岡県産業振興財団4階の相談窓口で、原則として毎週水曜日の10時から16時(12時から13時は休憩)に中小企業診断士による窓口相談を無料相談として案内しています。予約は原則不要で、事前に相談したい内容を伝えておけば、当日はポイントを絞った助言が受けられます。財団は静岡市葵区追手町44-1の静岡県産業経済会館にあり、DX・生産性向上チームの電話は054-273-4434です。

財団は次に述べる専門家派遣やDX支援事業の実施機関でもあります。水曜の相談がそのまま次の一手につながりやすいのが利点です。

市の支援センターと商工団体

静岡市はB-nest静岡市産学交流センター(静岡市中小企業支援センター)6階で、中小企業診断士による経営相談を予約制で受け付けています。月曜から金曜は13時から19時、月1回程度の土曜開催もあり、電話は054-275-1655です。19時まで開いているので、日中に店や工場を離れられない事業者でも使えます。

東部では、沼津地域中小企業支援センターが専任コーディネーターを置き、起業創業・経営革新計画・経営改善などの相談を無料で受けています(電話予約制)。富士市は富士市地域産業支援センター(Beパレットふじ)が、市内事業者と市内で起業を希望する人を対象に、IT・DX導入支援を含む経営相談を無料・原則事前予約制で行っています。場所は富士市永田北町3-3の富士市立中央図書館分館2階、電話は0545-52-6777、受付は月曜から金曜の8時30分から17時15分(相談時間は9時30分から17時)です。

加えて、地元の商工会議所・商工会の経営指導員も層1の窓口です。日頃から決算書を見てもらっている相手なら、話が早く進みます。

層2|専門家に自社へ来てもらう

専門家に来てもらう支援の主な選択肢。実施機関と対象地域で使い分ける
専門家に来てもらう支援の主な選択肢。実施機関と対象地域で使い分ける

静岡県産業振興財団 中小企業等専門家派遣事業

財団に登録された専門家を自社に派遣してもらう制度です。令和8年度(2026年度)の条件は次のとおりです。

  • 対象:中小事業者等、創業者、特定非営利活動法人
  • 負担金:1回あたり11,000円と派遣にかかる交通費の3分の1(ISO認証取得の場合は16,500円と交通費の3分の1)。専門家への謝金と旅費の3分の1にあたる額で、一括前払い
  • 派遣回数:最大5回(ISO認証取得は最大10回)
  • 受付期間:令和8年4月13日13時から令和9年2月10日正午まで。先着順で、予定件数に達すると締切
  • 申込:1事業者につき年度内1回まで

財団が挙げる活用例には「ITを活用して業務効率化をするための助言がほしい」も含まれます。事業計画へのアドバイス、原価計算、販売戦略といったテーマと同じ枠で、AIやシステム導入の相談ができるということです。

中小企業DX化支援事業(無料・最大15回)

同じ財団の事業ですが、こちらは無料でDX推進アドバイザーが伴走します。内容は現状分析と経営課題の整理、改善計画の策定支援とデジタル化の検討、DX戦略書とITベンダーへの提案依頼書(RFP)の作成支援、ITベンダーとのマッチングのフォローまで。支援終了後は、成果物としてDX戦略書とRFPを財団に提出します。

実施期間は令和8年6月から令和9年1月までのうち最大15回、対象は静岡県内に主たる事業所をもつ中小企業者等、募集数は5社です。令和8年度の申込期限は5月22日だったため、2026年8月時点で今年度の募集は終了しています。

この事業の価値は無料であること以上に、RFPまで作り切る設計にあります。RFPがないままベンダーに相談すると、比較の土俵が揃わず、提案書の見た目で選ぶことになりがちです。翌年度を狙うなら、4月から財団のサイトを定期的に見ておいてください。

静岡市の伴走支援

静岡市は「中小企業等DX伴走支援(デジタル実装による業務プロセス改善支援)」の参加企業を募集しています。データに基づく現状分析と、生成AI・クラウドサービス等を活用した業務プロセスの改善を伴走支援で実現する内容で、対面支援6回以上を含む約10回、費用は無料、募集は10者程度です。対象は静岡市内に事業所を有する中小企業(みなし大企業を除く)または中小企業者で組織する団体。委託先は株式会社フォーバルで、問い合わせは電話0120-81-4086です。募集期間がページに明記されていないため、検討する場合は先に電話で締切を確認してください。

浜松地域イノベーション推進機構

浜松市内の事業者には、浜松地域イノベーション推進機構(浜松市中央区東伊場二丁目7番1号 浜松商工会議所会館8階、電話053-489-8111)という強い選択肢があります。

  • 専門家派遣事業:1回16,500円(税込・前払い)、1回あたり3時間程度、一案件5回以内。令和8年度の特定分野(BCP、規格認証取得、浜松市新産業創出事業費補助金の採択企業)に該当する場合は10回以内。分野は経営、技術(データ分析・生産性向上を含む)、知的財産など。対象は浜松市内に所在または事業所を有する中小企業者等
  • スマートファクトリー化実践支援:製造現場に精通した専門家を派遣する通年メニュー。派遣回数は上限5回、企業負担は1回16,500円

同機構のスマートものづくり支援デスクは、産業用ロボットやIoT導入、デジタル化のワンストップ相談窓口で、相談自体は無料(平日9時から17時)です。層1と層2を同じ建物に持っている窓口なので、西部の製造業はここを起点にすると早く進みます。

商工会議所・商工会の専門家派遣

浜松商工会議所のビジネスパワーアップエキスパートバンク事業は1回11,000円(税込)、原則10回以内。対象は商業・サービス業が5人以下、製造業その他の業種が20人以下です。静岡県商工会連合会の小規模企業ビジネスパワーアップ支援事業は、県内商工会地域の小規模事業者と創業予定者が対象で、専門家に支払う謝金と旅費の3分の1(1回1万円から1万5千円程度)が相談者負担、1企業につき1テーマ10回までです。申込は最寄りの商工会の経営指導員へ相談します。

層3|AIとDXを進める「人」を育てる

AIプランナー育成講座

静岡県デジタル人材確保育成事業として、静岡県産業振興財団が実施している講座です。令和8年度は6月30日・7月7日・7月14日・7月21日の4日間、各13時から17時、会場はSHIP(静岡市葵区呉服町2-7-26 静専ビル2階)で対面方式、受講料は無料、定員20名、1社2名までという条件でした。対象はAIプロジェクトを担当する人と今後担当する人で、静岡県内の事業所に勤務していることが条件です。

2026年8月時点で令和8年度分の受付は終了しています。翌年度を狙う場合は、6月上旬に財団の新着情報を確認する運用にしてください。

IoT大学連携講座

県の中小企業AI・IoT導入促進事業の一環で、静岡大学と連携した講座です。令和8年度の第1部「IoT環境構築のための技術知識講座」は7月9日にオンラインで開催、第2部「わかりやすいIoTを用いた現場実装講座」は9月10日の実習と令和9年1月26日の発表会という2日間構成で、会場は静岡県工業技術研究所(静岡市葵区牧ヶ谷2078)、受講料は36,300円(税込)、参加人数10名です。

この講座が優れているのは、実習で使ったIoT機器を持ち帰り、自社工場で実証したうえで約4か月後の発表会で成果を報告する設計になっている点です。実証にあたっては専門家が無料で3回程度サポートします。受けて終わりにならない構造です。令和8年度の申込は第1部・第2部とも終了しています。

静岡市のAI活用促進に向けた法人研修

静岡市は令和8年度「AI活用促進に向けた法人研修業務」の委託事業者としてFunTre株式会社を選定し、生成AIを活用して業務プロセス変革を行う市内中小企業向けの研修を実施します。担当は経済局商工部産業振興課経営支援係です。

公的な講座は日程が固定で、定員も小さめです。自社の業務に合わせて研修を設計したい場合の考え方は中小企業の生成AI研修の始め方に、担当者に任命された人が最初にやるべきことはAI推進担当者の最初の90日にまとめています。

層4|試す場とつながる場を使う

AI・IoT導入推進ラボ

静岡県工業技術研究所の静岡・浜松・沼津の3拠点に、展示体験室とIoT研修室が令和元年11月から設置されています。第7期(令和7年12月から)に「AI・IoT導入推進ラボ」へ改称され、AIを体験できる機器も展示対象になりました。展示は県内企業の協力によるもので、プレス機の稼働状況の見える化、生産ラインの稼働管理と遠隔監視システム、LPWA無線を活用したセンサデバイス、二次元コードを刻印できるハンディマーキング装置などが並びます。

カタログを回覧するより、現物を見せたほうが社内の反対意見は減ります。工業技術研究所は技術相談の窓口も持っていますが、相談費用の扱いは公式ページに明記がないため、訪問前に各拠点へ確認してください。

AI・IoT導入推進コンソーシアムとアドバイザー

静岡県AI・IoT導入推進コンソーシアムは、静岡大学(技術教育・講座監修)、静岡県工業技術研究所(技術支援・伴走支援)、静岡県産業振興財団(企業支援)、浜松地域イノベーション機構(地域連携)が連携する枠組みで、入会は無料です。

県はこのほか、製造現場の課題を診断して導入提案と伴走支援を行うAI・IoTアドバイザー、具体的なAI・IoTサービスを提案するAI・IoTサポートカンパニー、相談企業の提案依頼書に対してサポートカンパニーが事業提案を行うビジネスマッチングの仕組みを用意しています。「何を頼めばいいか分からない」だけでなく「誰に頼めばいいか分からない」を解く側の支援です。

他社の事例を読む

静岡市は中小企業等DX支援事業の成果として、DXモデル事例集を公開しています。掲載件数は令和7年度が22件、令和6年度が20件、令和5年度が5件で、製造業、卸売・小売業、建設業、サービス業、医療・福祉、清掃業など業種が広く分布しています。自社と同じ規模・同じ業種の事例を1件見つけるだけで、社内説明のコストは大きく下がります。

なお、県が令和7年度に実施した中小企業AI活用セミナーとAI利活用セミナー(東部・中部・西部の3会場)は、いずれも令和7年度事業として終了しています。令和8年度の実施は2026年8月時点で公式に確認できていないため、最新の案内は県のページで確認してください。

東部・中部・西部で相談先は変わる

静岡県は東西に長く、産業構造も支援機関の配置も地域で違います。まず自分の地域の窓口を押さえてください。

  • 中部(静岡市・焼津市・藤枝市など):静岡県よろず支援拠点、静岡県産業振興財団、B-nest静岡市産学交流センター、静岡県工業技術研究所(静岡市葵区牧ヶ谷)、SHIP
  • 西部(浜松市・磐田市・掛川市など):浜松地域イノベーション推進機構(スマートものづくり支援デスクと専門家派遣事業)、浜松商工会議所、静岡県工業技術研究所の浜松拠点
  • 東部(沼津市・三島市・富士市など):沼津地域中小企業支援センター、富士市地域産業支援センター(Beパレットふじ)、静岡県工業技術研究所の沼津拠点

県レベルの制度、つまりよろず支援拠点、財団の専門家派遣、県のAI・IoT関連事業は地域を問わず使えます。差が出るのは市独自の伴走支援と、通いやすい相談窓口です。西部の製造業ならスマートものづくり支援デスク、中部の非製造業ならよろず支援拠点かB-nest、東部なら市の支援センターから入るのが素直な選び方になります。

相談に行く前に用意する3点と当日の流れ

相談窓口に持っていく3点。初回から具体的な話にするための準備物
相談窓口に持っていく3点。初回から具体的な話にするための準備物

持っていく3点

手ぶらでも相談は受けてもらえますが、初回が現状のヒアリングだけで終わります。次の3点があれば1回目から具体的な話になります。

  1. 業務の棚卸しメモ:部署ごとに、誰が・何を・週にどれくらいの時間でやっているかを箇条書きにします。例:「経理/請求書の発行と郵送/2名/月末3日間」「営業/見積書の作成/4名/1件30分・月40件」。正確さより網羅性を優先してください
  2. 困りごとの優先順位:棚卸しメモから痛い順に3つだけ選び、理由を1行ずつ書きます。例:「1. 受注入力の二重手間で残業が減らない 2. ベテランしか見積できない 3. 問い合わせ対応が属人化している」
  3. 使用中システムの一覧:会計、販売管理、グループウェア、受発注、図面管理などの製品名と、買い切りかクラウドか、更新時期、社内の管理担当者。ここが分からないと、担当者は現状把握だけで1回分を使ってしまいます

この3点は、後で専門家派遣の派遣要請書や補助金の申請書を書くときにもそのまま流用できます。作って損はありません。

相談から導入までの流れ

  1. 層1の窓口に予約を入れ、3点を持って初回相談(無料)
  2. 課題の言語化と優先順位付け。ここで「AIではなく業務ルールの変更で解決する」と分かることも珍しくありません
  3. 必要なら層2の伴走支援へ。財団の専門家派遣、市の伴走支援などを、費用と回数で選ぶ
  4. DX戦略書や提案依頼書(RFP)の形で、発注条件を文書にする
  5. ベンダー選定と見積取得。ここで初めて投資額が決まり、費用の支援を検討する段階になる
  6. 導入と定着。担当者の育成は層3、他社事例やラボの見学は層4を使う

公的支援には回数と期間の上限があります。財団の専門家派遣は最大5回、静岡市の伴走支援は約10回です。限られた回数を現状説明で消費しないために、3点の準備が効きます。社内に進める人がいない、あるいは公的支援の回数では足りないという場合は、民間の伴走支援を組み合わせる選択肢もあります。

よくある質問

相談は無料ですか。何回まで使えますか

層1の窓口は無料です。静岡県よろず支援拠点は課題解決まで無料で何度でも、静岡県産業振興財団4階の窓口相談は原則毎週水曜、沼津市・富士市の支援センターも無料で相談できます。有料になるのは層2の専門家派遣で、財団は1回11,000円と交通費の3分の1、浜松地域イノベーション推進機構は1回16,500円、浜松商工会議所は1回11,000円です(いずれも2026年8月時点の公表内容)。

まだ何をしたいか決まっていなくても相談できますか

できます。静岡市の伴走支援はデータに基づく現状分析から始まりますし、財団の中小企業DX化支援事業も現状分析と経営課題の整理が最初の工程です。決まっていない状態こそ層1の窓口の出番です。ただし、業務の棚卸しメモだけは持って行ってください。それがないと、支援側は会社の輪郭をつかむところから始めることになります。

製造業ではありませんが、対象になりますか

なります。静岡市の伴走支援は市内に事業所を有する中小企業が対象で、DXモデル事例集にも卸売・小売業、建設業、サービス業、医療・福祉、清掃業などが並びます。財団の専門家派遣も中小事業者等・創業者・特定非営利活動法人が対象です。一方、IoT大学連携講座やスマートファクトリー化実践支援のように、製造業を前提にした事業もあります。窓口で自社の業種を伝えれば、適した制度に振り分けてもらえます。

今年度の募集が終わっている事業は、どうすればよいですか

2026年8月時点で、財団の中小企業DX化支援事業(申込期限は5月22日)、AIプランナー育成講座、IoT大学連携講座は受付を終了しています。翌年度に使う前提で、4月から6月にかけて各機関の新着情報を確認する運用に切り替えてください。その間も、よろず支援拠点や窓口相談、財団の中小企業等専門家派遣事業(令和9年2月10日正午まで受付・先着順)、静岡市の参加企業募集中の伴走支援は使えます。

参考・出典

まとめ

静岡県のDX・AI支援は、相談する窓口、専門家に来てもらう、人を育てる、試す場とつながる場という4つの層で捉えると迷いません。最初の一歩は層1で、静岡県よろず支援拠点か静岡県産業振興財団の水曜の窓口相談、あるいは地元の市の支援センターと商工団体です。いずれも無料で、AIで何ができるか分からない段階から相談できます。

持っていくのは、業務の棚卸しメモ、困りごとの優先順位、使用中システムの一覧の3点。この3点があれば、層2の伴走支援でDX戦略書と提案依頼書まで進み、そこで初めて投資額が決まります。補助金を検討するのはその後です。今年度の募集が終わっている事業もありますが、来年度の募集時期を先に押さえておけば、次の4月から動けます。